tl;dr
はじめに
ここに書いてある事項はあくまでも自分の話なので、これだけが唯一の解決策ではないということは念頭に置いといてくださいね
中古のRTX 3060tiを買った(5ヶ月前)
今年(2022年)の1月末、メルカリでRTX 3060tiを購入した。それまではGPUとしてGTX 750tiを使用していたのだが、これがもう限界っぽかった。ChromeやDiscordなどを始め、GPUのAPIを叩いていそうな箇所は頻繁に壊れるし、画面はチカチカと暗転していた。対応として、RTX 3060tiの中古を刺してみたらどうにか落ち着いた、ということがあった。
詳しくはその時の記事をみてください↓
RTX 3060tiを装備したらWindowsの起動の具合が悪くなる事象が治った - 名有りさんの日記
その時何を思ったのか、僕はRTX 3060tiをあろうことかメルカリで購入していた。つまり、状況がどうかもわからない中古品を買ったということになる。これが見事に祟り、2週間ほど前から以下のような症状に襲われ始めた。
- 定期的な画面の暗転
- HDMIを一回抜き差ししたような挙動
- GPUのAPIを叩いていそうな部分のみ背景色で塗り潰される挙動
- VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERRORと書いてあるブルースクリーン
これは、買い替え前に使っていたGTX 750tiで起きていた事象と全く同じに見えた。実際、Windowsのイベントビューアーを見ると、nvlddmkmのEvent ID 0, 13, 14が大量に出ていた。
イベントについて調べるが有力な情報はなく
nvlddmkmのEvent ID 0, 13, 14について調べると、0についての情報は特に見当たらず、13と13についての情報がよく出てくる。例えば以下の記事では、サージユニットが供給できる電力が足りないことが原因だったのでモニターなどのプラグを別のユニットに刺すように分散したところ上手く動くようになった、という例が提示されている。
以下の記事では、ソフトウェアの電源系統まわりの設定をそれぞれ最高相当に変更したらこれが上手く効いた、という例が提示されている。
nvlddmkmエラーID14・効いた対処・効かなかった対処 - Maihama Breeze
これらも試したが、状況としては何も変わることはなかった。
買い替えたほうが良さそう
で、リンクは消失してしまったが、買い替えたら治った、という例がいくつか見られるようになった。Twitter上にもそういう例は存在している。
自分は検索して出てくるようなものを一通り試してみた結果どれもダメで、結局グラボを買い替えたら症状がなくなりましたね
— もうふ (@tknsraaaaa) 2022年6月18日
ちなみに自分の症状は普段使いでは問題が起きず、3Dゲームをすると落ちる(頻度は末期だとほぼ毎回)感じでした
新品のRTX 3060tiを購入したら治った
GTX 750tiと同じ流れであれば中古のRTX 3060tiを使い果たしてしまったことになるので、もう諦めて新品のRTX 3060tiを購入することにした。そして届いた新品に挿し替えたところ、上記問題が起きることはなくなり、綺麗に動作するようになった。めでたし。
グラボは中古では買わず、ちゃんと新品を買ったほうが良い。中古で買ってしまった自分が言えたことではないが、いや だからこそ言う必要があるのかもしれないが、これは本当に当たり前のことかもしれん。百害あって一利なし。
値段について
2022年1月末当時、RTX 3060ti/8GBのグレードであれば中古であってもおおよそ8万5000円ほどが相場だったのだが、今回新品で購入したもの(具体的にはGeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR)は7万3000円だった。
ネットニュースにも見るように、ここ数年続いていたグラボの高騰トレンドは最近になって落ち着いてきている。この傾向はもう少し続きそうなので、買うタイミングを見計らっていた人はそろそろ動き出しても良いかもしれない。