ドンゲー雑記

最近、僕の中で太鼓の達人がアツい。僕の定かでない幼少期の記憶のうち、初めてやったゲームとして候補に挙げられるゲームでもある「太鼓の達人」が、今になってブームを巻き起こしている。これで3回目になるんだけど、一回その頃の話を掘り起こしてみたい。

本当に小さい頃、PS2に出ていた「太鼓の達人 タタコンでドドンがドン」(俗称 CS1) をやっていた記憶がある。が、CS1のディスクは自分が足で踏みながら廊下を刷り歩いてしまったらしく、再起不能になったらしい。その後CS2~5あたりまでやって、それぞれのタイトルに思い入れがある状態になっている。特に、小さかった頃の自分にはミニゲームがお気に入りだったらしく、各タイトルも譜面よりそちらの思い入れのほうが強い。特にCS4のミニゲーム全てとCS2のギャラドン、CS1のマラソンと100M走は今でも情景が浮かんでくる。

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その後、小学4年生くらい?に再ブームが訪れる。どこかのフードコートに併設されていたゲームセンターでの話で、「どれか一つ一回ならやってもいいよ」と言われ100円を渡される。自分はなにか適当なビデオゲームを1クレジットやって終了させたのだが、弟は太鼓の達人を選択していた。この店の設定は1クレジット200円だったのだが、親はそれを許容し、追加で100円を渡す。これを僕は不平だと訴えたが、特に聞き入られることはなく流されたことをよく覚えている。これを不満に思った僕は、それ以降しばらくはゲームセンターに行く度に毎回太鼓の達人をやるようになってしまった。執着しているうちに普通にハマってしまい、それが中学生終了時期まで続いた*1。当時はAC11か12~新筐体稼働後1年くらい?だった気がする。技量としては(当時基準の)鬼の☆8,9をなんとかクリアでき、☆10のうちかんたんなものやあまり早くないものであればそこそこクリアできるという程度だったと記憶している。それなりにやったが、全く上手にはなれなかった。

2022の1月末になり、急にXbox One向けに太鼓の達人が配信され始める。これに目を付け、フルプライスで購入するが、収録曲数や機能性の低さ、遅延の大きさにげんなりする。別の手段を探したところ、iPhoneの定額やり放題プランが目についた。実際にやってみたところ、収録曲数も多く、遅延もほとんど気にならない程度でかなり好感触だった。

そうやっていくらか曲を回しているうちに、ACもやりたくなってきた。Twitterで騒いでいたところ、鉢木植さんとSharuさんが声をかけてくれた。とても嬉しかった。ゲーセンの開店凸をし、2,3時間くらい太鼓をし続ける、という如何にも10年前にもやっていそうなことを最近やった。死ぬほど楽しかった。このとき人生で初めて公式マイバチを触らせてもらったし、なんなら初めてまともなマイバチでプレイした。そりゃ当時「チート棒」とか言われるわけだ、とか思った。公式がこうやって出したわけだし、今はもうバリバリ使ってもらって良いと思います。僕も今買うかどうか本気で迷っている。

ACの太鼓を久々にやってみるとそのうちのほとんどが知らない曲になっていたりするものだが、最近になってCS3のOP曲「きょうは太鼓日和」や「ねこくじら」が復活したり、「ハロー!どんちゃん」あたりは今でも遊べたり、僕らの年齢層に向けた何らかの攻撃はまだ続いている様子だった。本当に本当に嬉しい。欲を言えば「わすれなぐさ」が復活してほしい。

ナムオリの曲ってこの歳になって改めて聞いた時の発見が物凄いものがたくさんある。例えばみすみゆりについて。前項に上げた曲は全てみすみゆりが噛んでいるわけだが、この人が太鼓に向けた注力は今振り返ってみるとかなり凄いものがある。歌詞に見える独特の世界観と、それにマッチする曲調は、小さい時に受け取るよりは今受け取った方が効くところがある。AC1からある「ハロー!どんちゃん」の歌詞とか「笑って泣いて恋をして ここに居ていいのかな?」とか、もとは和太鼓だった和田どん和田かつの当時の心理描写としてここまでぴったりなものないでしょ、しかもそれから20年以上経って、今はこんなにも幅広い年齢層に受け入れられてて、本当に凄い。本当に涙が出る。

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LindaAI-CUEについては、勿論昔から2000シリーズのボス加減に惹かれて好き続けているわけだけれど、今改めて聞いてみると引き出しの幅が本当に凄い。前衛的とは一言でいうものの、その方向性が本当に広く、最近とても感心した。よくもまあ一人であそこまで作れるもんだな、みたいな。それだけでなく、展開のもたせ方が本当に凄い。曲ってこんなに楽しくなるんだ、みたいな。またさいたま2000は本当にかっこいいし、はたラク2000の展開力もまた凄いし、最近のたいこの2000とかは今になってそのストイックさを見せるのか、みたいな。それ以外にもDoom-Noizとか、エージェント夜を往くとか、マジですごいな。どうなっとるんや。一生叶うことはないだろう。

他にもいくらでも書ける気がする、増渕裕二についてとか、曲単体であればもっと色々あるが一旦こんな感じ。

ということで最近は太鼓の達人をたくさんやっている。今この歳になって地力がどんどん上がっている感じもあり、かなり楽しいところ。もっとやるぞ。

*1:高校生以降は弐寺とかBEMANI系をやっていた