先週の月曜日の夜に父方の祖父が亡くなった。翌日の夜に急いで帰り、その日からお通夜をやった。喪主は父親が勤めているので、自分はそこまで大変ではなかった*1。お通夜の日は亡くなった祖父と同じ部屋で寝た。最近は夜通しで起きている感じでもなくて、途中でみんなで寝たりもするらしい。お線香もLEDでできていて、電池が切れるまではその火も止まらないようになっていた*2。翌日はお葬式で、一通りの式を行って解散したあと、祖母と自分らの家族とでご飯を食べて、また解散して実家に帰宅。

葬儀は大きめの華やかな会場で執り行われ、親族の方々や親交のあった方々など、それなりの人数が参列者として足を運んでいた。この2点はかなり自分の中で大きなことで、純粋にここまで素晴らしい葬儀を開いてもらえたということは、90年強も生きた、その最後の締めくくりとしてはかなり美しいもので、それだけで余るほどに充分なことなのだろうと思った。有終の美というのはまさにこのことだと思う。将来的な最後のロールモデルにもなりそう。

また、葬儀を執り行う方々も素晴らしく、これぞまさしくプロだなと思わせるような動き方だった。我々が祖父と別れる場としてはまさに最適で、なんの曇りもないような環境だった。個人的に、葬式というのは故人のためのものという側面の他に、生きている我々が事実を受け入れるためのものという側面があると思っている。生きている我々からすれば後者側がとても大事だと思うのだが、今回はそれを存分に享受することができた。たくさんの思い出を振り返ることができたし、思い出を親族と共有することができた。もう会えないと思うと本当に寂しいし、一番最後はどういう気持ちだったのか?と思うと本当に悲しくて仕方がない*3。そういった考えもあり、全力でたくさんの涙を流させてくれる環境を作ってくれた葬儀屋の方には感謝をしてもしきれない。

当初、6月の初週に実家に帰省し、ついでに祖父にも会う予定だったが、祖父はGW中頃に急に病にかかり*4、そのまま亡くなってしまった様子。自分が聞いたタイミングではもう「息をしていない」とのことで、どれだけ急いでも物理的に死に際を見ることはできない、という状態だった。最後に会ったのは実家の愛犬が亡くなった頃(2021年末ごろ)なので、1年半ほど会うことがないままだった、ということになる。これは個人的にはとても後悔の残る結果だった。ただただ「自分がGW中の移動の不都合を気にしなければ」あるいは「リモートワークだとかで実家で仕事ができるのでいつ帰っても問題ない、なんて考えに甘えなければ」と思うばかり。自分の祖父と祖母はあと3人いる。利己的な事を言ってしまうが*5それぞれ歳も歳なので、個人的に後悔が残らないように接せると嬉しい。

*1:受付をやったくらい

*2:しかも、換えの電池もあった

*3:寝ている間に亡くなる、というパターンが良さそうに思う/様子を聞いているとどうやらそうらしい、ということだったが、ただ亡くなりつつある方の脳内ではどういった様子になっているのか全くわからない、というのが本当に怖い

*4:自分の両親曰く「元気そうで、そのまま退院するものだと思っていた」だそうで、この件は自分には伝えてくれなかった

*5:しかし、おそらく相手方も嬉しいだろうが

例えばキャラの名前、語録やセリフがすぐ頭の中から出てくることとか、DJ行為中に急にいい感じの曲選ができることとか、そういった「パッとなにかを出す行為」が結構苦手で、考え込んでしまったり一度検索したりしてようやく口に出せるようになったりする感じがある。

もちろん向き不向きという概念はあるはずで、これらは自分にはあまり得意でない行為なんだろうとは思ったりするのだけど、にしてはあまりにも出なさ過ぎるなぁとか思ったりするわけですよ。それで思ったけど、ただ単に自分がそういった訓練を積んでないから、というのに帰結するのではないかなと思った。例えば音MAD作者は結構上述した行為(の特に前半)が得意であったり、DJ諸氏はもちろん得意そうであるという印象があるんだけど、これは単に素材などの一覧からベストな回答を探す、という行為を必要にかられた上でたくさんやってきているから脳内の索引が発達して上手になっているのではないかなと思う。そりゃそうなんだが。

いやもちろん自分もそういったことはよくやっているんだけど、結局自分の中での気持ちよさの原点が「音の並び」とか「音の作り」みたいな、比較的プリミティブな部分部分に寄っているのがよくない*1のではないかなと思っている。コンテキストを汲んで野獣先輩の素材と台詞を使っている人と、単に音の伸びが良すぎるとして野獣先輩の素材を使っている人を比べると、より上述行為の必要性が大きくなるのは前者だろうなと思う。そうやって育った検索エンジンの上で新しくレコードを追加するのはおそらく容易で、さぞ楽しいものなのだろうなと思う!

ちょっと音MADのことを出してしまったのでそのまま音MADのことを考えた。音MADの定義って色々あるけど、単に技法の一種として捉えると「何を重点に置きたいか」というのは本当に人それぞれすぎになるので、原体験としての気持ちよさを考えていくと自ずと進むべき方向みたいなのが見えてくるんだろうな~とか思ったりした。みんなが何を大事にしているのか?みたいな部分ってかなり良いプロフィールな気がするから、みんなに色々聞いてみたい。

*1:上述行為がうまくなるためには、という点を考えればよくない

適度な忙しさがあり、サボらない程度の面白さがある環境でないとリファクタリングの類の行動を何も取れないんじゃないかという気になっているが、これはどうにかしたほうが良さそう。

小さなリファクタリングとかは、直せそうな箇所を見かけた上で体力があれば取り掛かる、くらいになっている。それなりの規模のリファクタをやる場合はちゃんとプロジェクトを組んでやる必要がありそうなんだけど、そのプロジェクトを動かすにも別の割り込みタスクが多すぎて何もできない、みたいなことがよくある。なので、特に割り込みが多い時期とかはマジで何もできなくて負債が負債のまま放置されてる状況が続いたりする!良くないのでは!?

他のチームでの経験とかそういうものがあまりないので世間的にどうなのかがわからない、というのが一番怖い!

最近思ったこと

それぞれのセクションに繋がりはなく、独立した文章なので注意!


nerdtronics(音楽イベントシリーズ)は音MADを「大っぴらにし辛い趣味」として捉えながらも好き続けた人にとって、単に良い音響で音MADを聞くこと以上に大きな意味のある環境なんじゃないかと思う。フロアに居た人々はこのイベントに足を運びたくなるほどに音MADが好きで、なんらかのネタに対して大きな声を出せるくらいには音MADに詳しい。そんな人間が箱いっぱいに入っていて、五感全てでその熱量を体感できる。ここまでして音MADに対する肯定を貰える環境って他に無い。

個人的に、音MADを趣味としていることをそんなにたくさん下卑らなくてもいいんじゃないかなと思っている。この界隈自体の問題とか、音MADという行為自体の問題とか、考えるべきことはたくさんあるんだけど、それを抜きにして考えてみても他の二次創作系界隈に比べて後ろめたいもののように扱っている例をよく見る気がする。

多分だけど、ニコニコ動画が2chのVIP派生みたいな文脈だったために発生した嫌儲的な意識が根深いっぽい気がしている。金銭の発生に関わらず、目立つのはやめよう*1とか、そういう方向に思想が動いていた結果なのかなあ。これについてはもう時代も変わったのだし、どこかのタイミングで誰かがある程度吹っ切れてみても面白いんじゃないかなと思っている。なんなら音MADで副次的にお金を得ようとする動きがあっても別に良さそう。現状を見るに音MADを主体として稼ごうとするのはあまりにも非効率っぽいし、非現実的らしいし、だとすれば現実的なところではなにか大きく言われるようなことはないんじゃないか?

音楽の二次創作ってかなり楽観的に見られている気がするが、実際はどうなんだろう。古くはアーメンブレイクとか、hiphop系統のビートとか、最近だとhyperflipとか。dariacoreって本当に許可を得た上でSpotifyに上げているのかなぁ。そのあたりのムーブメントに便乗してそのままhyperflipを上げている例はいくつか見ているが、それらのうちいくつかは黙認の状態なんじゃないかと思ったりする。(ともすれば、尚更音MADなんかはもう少しその方向に攻めてみてもいいんじゃないかと思う)

(フェアにするために書いておくと「権利問題をクリアにしよう」という考えは普通に存在しているはず。dj newtownの楽曲をオフィシャルなものにするための例とかは記憶に新しい。国内のディストリビューターは「明らかなremixは弾く」ようなポリシーになっているっぽい。その上で、違反した上で目立っている例はいくつか存在するように見えている)

追記: 音MADは「N次創作」のNが2未満になることはほとんどなくて、なにより怖いことが1に怒られることだ、というのを忘れていた。だったらまぁ上にあげた音楽よりはシビアになるかもしれんが、だとしてもそこまでシビアになりきる必要もないだろうと思う!

別にこの話にオチなんてなくて、音MADがいい感じの立ち位置に居続けて、音コミュニティが健全に回り続けてくれれば今後もずっと音MADが見れて幸せだろうな~と思っているくらい。みんながいい感じに音活動ができるような環境がいいよね。あと、最初に書いた情熱を感じられるようなリアル系の音MADイベントに行きたい。


最近、自分が歳を取っていくことに何らかの危機感を覚えるようになってきている。はじめに断っておくと、僕はまだ若い。

具体的な感覚としては、何らか自分が成長する方向に動いていないと不味いのでは?と常に思うようになった。「若いのって今のうちなのに、なんで寝てばっかりなんですか」と自分が自分に言い続けている感じ。だからといって具体的にしっかり行動できているかと言われるとアレなんですが。

そう思うようになった原因を考えると2つ思い当たるところがあって、ひとつは2021年秋頃に実家で飼っていた犬が死んでしまったことと、2023年初に宮崎にある母方の祖父母家に一週間ほど遊びに行ったことが大きい気がする。あとひとつあるけどここには書かん。

それぞれ何が印象的だったか考える。犬については、親しい位置に居たものの死だと思っていて、祖父母家のほうは、宮崎の従姉妹がみんな大きくなっていてかなり立派になっていたことだと思っている。どちらも時間軸についての物事っぽく見える。特に宮崎のほうは、自分の記憶だとまだ赤ん坊だった末っ子がいつのまにか高校卒業間近*2になっていたことがかなり強い衝撃だった。

なんだかそのうち自分が死んでしまうか、または一瞬でかなり老けてしまうんじゃないかと思ってしまう。今のままヨボヨボになるのは嫌だ。「大人になる」って、20になった瞬間に自動的になるようなものではなくて、能動的にならないとなれないものなはずで、頑張らなあかんはずなのにまだ頑張ってなくて怖い。←こういう恐怖がたくさんある。

この類の気持ちを元に、自分をどうにかするためにルンバ+ブラーバを買ってみたり(微妙だった)、夏までに引っ越しするためのマイルストーンを引いてみたりしている。創作方向ではちょっとずつなんかしてるが、進捗でいうと1%くらい。自分の不安をどうすれば拭えるかわからん。助けてくれ!

*1:ある種正しい

*2:今はもう卒業したらしい、おめ

2022年の振り返り テクい編

naari.hatenablog.com

つくったもの/やったこと (wip含む)

マイリストをぜんぶまとめて見れるやつ

tauriを使ってマイリストをまとめて見れるクライアントを作りたかった。まだ作ってる途中。

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OffersHUD

MinecraftのMOD、fabric用。村人に照準を合わせるだけで取引内容が見れるやつ。

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naari.hatenablog.com

RSSフィード

音MAD作者のブログとか、純粋に自分が読んでいるブログをosmosfeedというものを使って見るようにした。今更RSSフィードを追っている。

yamlにデータをまとめるために、今回のデータ構造のためのlinterを作ったりした。

Getting Over It Subtitles

Getting Over Itの全字幕をまとめたやつ。ゲームデータから直接抜いた。

naari3.github.io

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naari.hatenablog.com

@naari3/react-crossword-ja と 最強無敵スーパーウルトラ神神神合作のクロスワード作成

ひさびさにライブラリを作った。日本語に特化したクロスワードのReactのコンポーネント。日本語入力のためのIMEが難しいこととかがわかった。

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Spigotのnmsについての理解

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naaris

またテトリスを実装した。今回はRustで、かつ描画ライブラリのことを気にしながら。

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minecraft-command-bot

Minecraftのサーバーのログを食べて、それに反応させてDiscordに何かをしたり、Discordのリアクションをもとにしてrconのコマンドを投げるようなやつ。身内でスカイブロックをやるときに活躍した。

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Rust + multi arch image + GitHub Actions

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人生で初めてホッテントリに乗った気がする。

PowerToys Runのプラグイン Terrariaのwikiを検索する

半ば無理矢理な感じでPowerToys Runが認識するプラグインを作成する、というやつ。その時仲間内でやってたTerrariaのwikiを検索するためのプラグインを作った。

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Update Suppression

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Minecraft上でStackOverFlowを無理矢理発生するようにして、ブロックのアップデートを強制的に停止するやつ。説明用の記事と動画をちゃんと作ってる。

ssclip

事前にディレクトリを監視しておき、スクショとかの画像が作成したタイミングでクリップボードにコピーするやつ

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Minecraftで画像を作成した時にそのまま Ctrl+V とかで各所に共有できるようにするために作った。

nomifactory-ja

nomifactoryというmodpackの日本語化をしている。

github.com

dangerを使ってPRで簡易プレビューみたいなことをしたり、VSCodeのためのプレビュー用拡張機能を作った。

github.com

まとめ

今年は趣味色が強い感じ。プログラミングのためのプログラミングというのをあまりやってない(強いて言えばRust + multi arch imageくらい?)。

仕事の方で色々やってるんだけど、まだ外に出せるような何かを書いていないのでここにも書けてない。来年はそっちもたくさん書けてるといいな~~

2022年の振り返り

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項目を振り返る

PCの環境をもうちょっとよくする

よくなった気がする!!それぞれ理由を持ってアップグレードした。金を掛ける部分に金を掛けたぞ!!!

  • CPU
    • AMD Ryzen 5 3600X → AMD Ryzen 9 5900X
  • メモリ
    • 32GB → 128GB
  • グラボ
    • GTX 750ti → RTX 3060ti

今はゲーミングのモニターがほしい。スーパーマリオワールドとかをやるときに未だにブラウン管のテレビを使ってるんだけど、今のご時世にブラウン管はちょっと重すぎる。既にRTAのトップランナーもゲーミングモニター+良い品質のアップスキャンコンバーターに変えている。僕もこれに乗りたい。

録画鯖を作る

  • 作れなかった。来年に期待。

音MADを作る

ひとつだけ投稿したけど、力を入れたものは投稿に至らなかった。もっと頑張りたい。特に2023年は頑張りたい。

www.nicovideo.jp

今貯めてる183はそれぞれ動画ワークが残っている。大変や。2023年は動画の年になる可能性がある。

誘われの音源をちゃんと作る

目標には「素振りとかもして多少くらいは満足したい」とか書いたけど、実際はあまり触れなかった。去年までは雑にDAWを触ることがよくあったけど、今年は依頼以外でDAWを触らなかった気がする。もっとやりたい。

出したもの↓

Caramell11111

49sixさんの荷鞍Recordsから、misskey用の変名義 naari4#PARTY ALL-NIGHTに出させて頂いた。前々からアイデアとして存在していた、caramell dansen のhyperflip。ドナルドのランランルーの逆再生を使いたかった。

soundcloud.com

not seeming!!

poniyamaさんのLiminal Warpから、アニメサンプル主体のleftfield bassコンピNocturnal Edgeに出させて頂いた。not seeming!!はシュールという単語を自分なりに言い換えたもの。音MADの気持ちで置くアニメサンプルと何らかのベースジャンルを混ぜる気持ちがあったのだけど、うまく表現できてたかなぁ…と未だに不安になる。僕が好きなCOPYCATTがよくやっているようなNeuro hopをさらにboombapに寄せたようなジャンルをやった。

soundcloud.com

M2-9

同じくponiyamaさんのLiminal Warpから、アニメサンプル主体のleftfield bassコンピに出させて頂いた。まちカドまぞく 2丁目の9話が好きすぎて、M2-9。ちゃんとストレートなleftfield bassを作りたかったけど、前回と同じようなものになってしまったという心残りがある。尖った曲を作るのって本当に難しいと思う。特に自分は展開を作ることがなかなかできなくて(展開を増やすために何を置くとか、そもそものアイデアとか、そういうやつができない)、それを無理矢理に引き出して曲を作る、ということをしている。誘って頂けた時点で本当に嬉しいのに、とても褒めてくれるのもさらに本当に嬉しい。poniyamaさんには頭が上がらない。

liminalwarp.bandcamp.com (SoundCloudにはまだ上がってない。上げていいのかなあ)

レーベルとか何かのDIscordサーバーに音源を投げてみる

やってない!やりたかった!

なにかのイベントに出たい

NERDTRONICS2!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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www.nicovideo.jp

このブログをちゃんとやる

今年の前半はめっちゃやってた!!!!ただ、後半になってかなり減速した。合計で言うと61記事。たくさん出せたのはすごい。

Advent Calendarは音MADのものに参加した。プログラミングの系統は参加してない。

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本棚を完成させる

完成した!!!!id:kaikityouさんととげさんありがとうございました!!!

そして荷解きを完遂する

した!!!!!!本棚を完成させた結果、荷解き後の荷物の行き先が発生したのでそこに置かれるようになった。部屋がきれいになったし、ルンバも動くようになった。重ねてありがとうございました。

継続して生活にちょっと気をつける/継続して食事に気をつける

うーん、どうだったんだろう。

ルンバを飼ってから、定期的にルンバが動き出すようになったので、これが掃除をするための良いトリガーとなってくれている。かなり良いことに思う。

noshに飽きてきた。全部同じくらいの薄さの味をしていて結構しんどい。不味くなってくる。レンジでチンするタイプの白米を毎週もらったりはしているので、2年前よりは良いと思う。

外に出ることを主目的に、「スーパーで惣菜を買う/外食する」をしたい。生活を回すためには外に出ることがとても効果的であることがわかった。外に出ることで、そのついでに買い物をしたり、ゴミを捨てたりできるのだ。でも、現状住んでいる駅周辺は何もないので、外に出ることに良いリワードを置けない。つまり、引っ越したい。

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貯金のことを考えてみる

つみたてNISAをはじめた。それだけ。それ以外で言うとむしろ悪化してて、収入と支出が釣り合う。無駄なものを買ったりしすぎである。

転職のことを考えてみる

今やってることをやりきりたい……

趣味のプログラミングのプロダクトをもうちょっと真面目にすすめる

実は今年ってあまり趣味のプログラミングができなかった気がする。けど、一応やることはやっていた様子。別記事にまとめるべきだ。

SRE頑張る

ちょっと長くなってる。はやくいい感じにしていきたい………………………

元記事にないけど書きたいことを書くスペース

なんか、去年にも増して物事をしなくなってる気がする。というか、趣味も仕事もあまりフルで命を燃やせなかった感じがある。飽きてきたのか、体力がなくなってきたのか……いずれにせよ良くない傾向に思うので、どうにかしたい。

↑こういう感じで、最近少しずつ老いを感じてきている。まだ24だけど、しかし、24になった。野獣先輩と同い歳。あと6年で30だけど、6年ってもう既にそんなに長い時間じゃないような気もしてきた。仕事でやんないといけないことも増えてきたし、趣味ではみんながいくらでも頭角を現し続けていて、自分自身の時間の使い方をさらに意識しないといけないような気がしてきた。どうなんだろう。

↑こういうのを書くことこそが老いなのだとか思う

Getting Over Itがどんどんうまくなっていく。こうなったら2分切りたい。前までは無理そうな気がしていたけど、少しずつ実現可能な気がしてきた。

もっと書かなきゃいけないことがありそうなんだけど、一旦ここまで。もっといろいろなことをしたい。

来年の目標

あしたかきま~~す

soothe2がすごい どんどん帯域を削ろう

この記事は音MAD Advent Calendar 2022の19日目の記事です。遅刻しました。

adventar.org

みんなが根を詰めた記事しか書いてなくてめっちゃ恐縮!深い話も考え方みたいな話もできないので、すきなプラグインについて書きます。

概要 tl; dr

  • 原曲のうち素材の音域と被っている部分を抑制したりするよね
  • ↑それsoothe2で簡単にできますよ

困ること

音MADで使用する曲の大半は世に向けて発売されるタイミングでマスタリングされます。おおよその場合は低音域から高音域までまんべんなく埋まっている状態を目標としてマスタリングされるので、音MADの音声制作時にそのまま素材を置いてしまうと帯域がぶつかってしまい、聞きづらいミックスになってしまいます。特に、音MADにおけるセリフやリードあたりの一番聞かせたいような素材における特徴的な音域は中域であることが多いため、音MADではよくぶつかる問題であると言えそうです。

原曲とセリフの例 どちらも600hzあたりが一番大きく鳴っていて、このままだとぶつかってしまう!!!

これまでの対応手

これに対する対応としてよく挙げられるのは、EQで原曲の中音域帯をあらかじめ削ることです。

中音域を思い切って削る

事前に削っておくことで、素材が活躍する音域を開けることができて音MADとして聞かせやすい状態にすることができる、という考え方です。ただ、当たり前ですが素材が占める音域に対してどうしても広めに削ってしまうものだと思います。例えばある素材のレゾナンスは400hz, 420hz, 500hzあたりが目立つけど、別の素材はもっと別の部分にもレゾナンスが存在するので、あらかじめ原曲の300hz ~ 800hzまでを広く削っておく、など。これは楽である一方、原曲を必要以上に小さくしてしまう要因に繋がります。

また、対策としてEQではなくダイナミックEQで削ることも考えられます。ダイナミックEQは設定した帯域の音量が一定以上となった場合に音量を上げ/下げることができるエフェクトです。これをサイドチェインと共に使うことで素材が鳴っているタイミングだけ下げることはできますが、素材ごとに細かく帯域を設定するのは骨が折れる作業になりかねません。

そこでsoothe2を使います!!

soothe2とは?

『SOOTHE 2』は、視覚的に分かりやすく、イコライザー感覚で使用できるダイナミックレゾナンスサプレッサー&ディエッサーです。

そもそもレゾナンスサプレッサー/ディエッサーとは、レゾナンスになっている部分(基音に対して共振、共鳴している部分)を小さくしてくれるオーディオエフェクトです。本来は必要以上にキンキン鳴っている高音域などに対して効果を期待するものだったりします。誤解を恐れずに書くと、今回は単純になんらかの素材をスペクトラムアナライザーで見た時に山のように尖っている部分のみを小さくしてくれるものだと捉えてくれると良さそうです。特にディエッサーは人間が喋っている素材にありがちな「サシスセソ」の音だけ強くなってしまう現象に対して有効です*1

今回はこれ↑を小さくしてくれるものだと捉える

soothe2はふつうのレゾナンスサプレッサーとは違い、作用する範囲とその強さをGUI上で弄れる(さながらイコライザーのように……)ので直感的で・簡単で素晴らしい!というのが趣旨のプラグインです。

↑高く設定した部分であればあるほど青い部分の減衰が大きくなる

素材にエフェクト挿しまくってキンキンになってしまった時にsoothe2で簡単かついい感じに抑えることができる、という使い方もできるのですが、今回はサイドチェインの機能を使います。

素晴らしいサイドチェインモード

原曲のトラックに対してsoothe2を挿入し、素材が鳴っているトラックをサイドチェインのソースにします。soothe2上でsidechainモードをオンにして再生すると……

押せ!!

(↑これ動画です 1ループ目: バイパス状態 2ループ目: MAX 3ループ目: いい感じの値に調整 4ループ目: バイパス状態)

原曲のうち、ちょうど素材で鳴らしている音域のみが削られるようになります!これは便利!!!

しかもEQで広く削る例と比べると、その時に素材が鳴らしている帯域のみを削ることになるため、原曲は必要最小限の欠損で済むわけです(上に貼った動画の3ループ目は原曲への変化が少ないままにシャミ子の声の通りやすさも良くなってると思います。伝わるといいな~)。これが最小限の労力で得られるのでとても素晴らしい!!!

実際にこの用途で使う場合には、attackを最速にしたり、sharpnessをちょっと大きくしたり、depthを用途に応じて強めたりする必要がありそうです。ここでは詳しい説明はしませんが、GUIがかなり親切で分かりやすいので触るだけで理解できるかと思います。自分は以下のような設定にした上で、ソースとなる素材に応じて減衰させる帯域を変えたりしています。

設定例

すごいぞ

上の例では原曲 + 素材の例を出しましたが、他にも利用用途は挙げられます。先程も挙げましたが、soothe2単体をそのまま素材のトラックに挿して聞きやすくできます。

  • 耳障りに鳴っている高音鳴っている部分を削る
  • 中音域をいい感じに削る
  • 純粋にディエッサーとして使う

他にも、マスターに挿して全体のミックスを整える*2、原曲を耳コピしたパートにsoothe2を掛けてセリフパートをサイドチェインのソースにする(耳コピパートを減衰させてセリフを目立たせる)、などは有効な使い方だと思います。また、プリセット一覧を見ると用途ごとにフォルダ分け/名前が付いていたりするので、好きなものを選んでそのまま使う、というのもアリだと思います。

珍しいことにsoothe2のプラグイン自体にチュートリアルが実装されており、初回起動時や ? メニューの tutorials 選択時に、実際にsoothe2を触りながら使い方を覚えることができます。各種説明もsoothe2のGUI上で教えてくれるのでお手軽。体系的に学べるのでとても覚えやすいと思います。

価格

通常時の価格で28,900円です……音MADにおけるmixの重要性が別にそこまで強くないことも考えると、尚更に人に勧めづらい……

たまにセールもやっているみたいです(既に終わってしまいましたが)。前回は30%OFFの20,000円になっていました。来年のブラックフライデーとかでいかがでしょうか?

また、demo版として20日の間フル機能が使えます。購入前の検討などに是非。

まとめ

音MADの音声制作にも向いている(と思っている)プラグイン soothe2 の紹介でした。トラック同士のミキシングは勿論、マスタートラックでのミックスでも活躍するプラグインなので、是非とも使ってみてください。

公式サイトから購入する場合はこちら↓ oeksound.com

日本の代理店 SONICWIRE からの購入はこちら↓ sonicwire.com